ユーノス・ロードスターをターボでチューニング 庭先製作記
B6エンジン+ターボ仕様を現合わせで製作してみよう その4 2006.4月〜        <その3へ> <戻る>

Roadster Eternal (製作中)
2006.4. 7 パイピングの自作 その3
2006.4. 8 パイピングの自作 その4
2006.4.17 パイピングの自作 その5 そしてエンジン降ろし


Freedomコンピューター スピードデンシティ(Dジェ)制御予定
空燃比計はTech Edge製WBo2 2A0を使います

2006.4.7 パイピングの自作 その3
インタークーラー関係のパイピングをFRPで作っています
夜の野外作業もさほど寒くなくなってきたので 今日は午前1時までFRPを貼っていました
長時間 樹脂の臭いを嗅ぎ続けていたので 気分が悪くなっています
今日はもう布団に入りたいので 各画像のコメントは後日追記させていただきます

ちなみにFRPを貼るマスターにサランラップを巻いて樹脂の張り付き防止対策とするのはいまひとつでした
作業効率が悪かったです 後でサランラップのカスを取り除くのに非常に時間がかかってしまいました

4.8 コメントを追加しました
HKSのターボキットのパイピングです これをFRPで複製してみます
パイピングの重量軽減(振動対策)と パイピングのつなぎ部分を一箇所減らして お財布の負担を減らす為です
(ターボ用シリコンホースが1ケ省けます)


樹脂がくっつかないようにサランラップを巻いた後にFRPを貼り付けてゆきました

捌いて中身を取り出します サランラップがガワにくっついてしまって内側が凸凹になってしまいました(TヘT)


アルミのジャバラをFRPのパイプから取り出します
なんだか ギプスのようですね まだワンプライなので重量はダンボールの筒くらい軽いです

FRPのパイプの内側です
サランラップが残ってしまっているのと サランラップの上にパテを塗ってからガラスマットを巻いたので凸凹だらけです
このままでは空気のスムーズな流れが阻害されてしまいますね なんとか平滑にしないといけません

スロットル入り口へパイピングを取り付けるパーツは純正のゴムジョイントを利用しようと思います

インタークーラーとの接続部を作ります
ここはシリコンチューブでジョイントするので きっちり円筒形状を作っておかないとスッポ抜けそうです
割りを入れた塩ビパイプを差込み ガラスマットを巻いて樹脂を塗ってみました
さて これで上手くいくでしょうか?

完成状態です....が

↑上手く丸くならなかったので↓の方法で接続部を作り直してみることにしました
塩ビパイプをFRPでくるむつもりです

塩ビパイプを輪切りにして内側にガラスマットを挟みました
そしてさらに内側から 割りを入れた塩ビパイプを差込んでギュッと押し付けて円筒形状が再現されるようにします
この上からガラスマットを貼り 塩ビパイプを包み込むように円筒を作ってみます
これでエア漏れが起こらない接続口となってくれるのでしょうか?


2006.4.8 パイピングの自作 その4
まだまだパイピング製作記が続きます

先日作ったインタークーラーとの接続部です
過給エアの漏れを防止するのため ちゃんとした円筒形状にしたかったので
中に塩ビパイプを入れてFRPで固めてみました 外に巻いてあるのは布テープです
円形が崩れないようにするため 余分な樹脂を押し出すように ギュッと巻いておきました
FRP上に布テープの糊が残らないように FRP面へは布テープのツルツル面を当てています
樹脂が乾いた後は布テープは簡単に剥がすことが出来ました

奥に見えるのはHKSのターボキットについていたパイピングをFRPでコピーしたものです
一旦二つ分割して 中の表面を平滑に慣らしてから 再度くっつけました

右の画像はユーノス・ロードスター(NA6CE)新発売時にディーラーで売っていたサングラスです
表面がただのプラスチックで強化コートなどしてないので あっという間に傷だらけになってしまいました
傷で太陽光が乱反射して すぐに前が見えなくなってしまった といういわくつきのブツです
FRP削っていると粉塵がモワモワと出るので目の保護に使っています
でも脇から粉が舞ってきて やっぱり目に結構入ってきますね

ちなみに私はセブンスターが大好きです 大学生の時以来 ずーっとセブンスター党です


スロットルへの接続部は純正のゴムを使って留めてみようと思います
これでターボ用シリコンホースを一箇所減らせます(コストダウンです)
純正吸気パイプを切断したものをガラスマットで包んでFRPで樹脂で固めます

アルミのジャバラをFRPで包んで作ったパイピングの開口部です やっぱり径が大きいですね
インタークーラーとの接続部は直径75mmくらいなので ちょっとチグハグです

右の画像はこのパイピングを開いたものです
サランラップがかなり残ってしまっていて このままでは上に樹脂を塗れないので
電動グラインダーでサンディングしました 綺麗にするのに時間がかかるのと粉塵が出るので憂鬱になりました

樹脂の張り付き防止でサランラップを使ってみましたが 後工程が増えてしまって失敗でした
アルミホイルか布テープで保護したほうが良かったかもしれません

インタークーラーに先ほどの接続部を差し込みパイピングの位置を決めてFRPを貼ってゆきます
う〜ん 曲がり部分のつながりがいまひとつですね 内側部分がピン角になってしまっています
このままでは空気の剥離が起こってしまいそうですね
もっとスムーズに空気が流れるような形状になるように考えないといけません


こんな感じでペタペタとFRPを貼っていきました
まだワンプライでペコペコな状態です クルマから取り外しても大丈夫な硬さになるまで貼り重ねてゆく予定です

やっぱり パイピングの太さが揃っていないのが気に入らなくなりました
こんな方法でパイピングの素材を作れないか?と思いついたのでヤッてみました
塩ビのパイプにガラスマットをワンプライ巻いて樹脂を塗ります これで径が均一なFRPパイプを作ります
塩ビパイプはFRPを切り開かないと取り出せませんが 塩ビと樹脂はくっつかないのでベリベリと剥がせます

今日も夜間&屋外作業をしていました 作業灯の明かりを頼りにFRP工作をしていました
FRPは乾くまで時間が掛かってしまい そこで作業が中断してしまうため 時間の余裕が欲しくなります
明日はパイピングを完成させたいと思ったので 今日のうちに素材を作っておきました
ガラスマットがオレンジ色になっているのは作業灯の光の加減ですね

ガラス戸の奥がエンジン室です 中はカオスとなっているので恥ずかしくてお見せ出来ません
またFRP工作は屋外で行っています 室内で作業すると樹脂臭で酔ってしまいそうですから
ちなみにエンジンスタンドにはBPエンジンが載っています
屋外放置ですが 室内に入れると出せなくなるのでオイルたっぷり塗って防錆対策してあります

2006.4.17 パイピングの自作 その5 そしてエンジン降ろし
ひたすらパイピングの整形しています 手間が掛かってしまってます
最初のプランでは もっとすんなりとサクサク終了だったハズですが...

前回作ったFRPワンプライのパイプです これを主な部分とすることにします
塩ビからは切り込みを入れないと剥がすことが出来ませんでした
内面はツルツルとなっていて イイ!感じです

塩ビパイプを抜いたら 再度貼り合せます 内径75mmのパイプの出来上がりです

さらにR部を作ってゆくため FRPでパイプをもういっこ作ります
カッターで斜めに切り出して 瞬間接着剤で輪にします
これをついで曲げ部分の仮形状を出す予定です
先日作った曲げパイプは内部の形状&内径変化が気に入りませんでした

こんな感じ↑で曲げ部の大雑把な形を作りました そして この上からFRPで固めます
矢印部分はシリコンチューブでのジョイント部となります
ここを省こうと画策していましたが パイピングの取り外し&取り付けが出来なくなるので
仕方なく一箇所増やすことにしました

ひたすらFRPを貼り付けて形が出来てきました でもまだ凸凹でかっこよくありません
ここから見栄えもやっぱり大事!と バリバリ整形してゆくことにしました

FRPを削る作業の際は手首の隙間からチクチクが入らないようにテーピング防御しています
でも無頓着に素手で作業してしまうこともままあるのですが
ウワサで聞くほどのチクチクにはなっていません ガラスマット使っているから?でしょうか

R部の内側もタルクを多量に混ぜた樹脂を厚塗りして その上からガラスマットを貼り 滑らかな形にしてゆきました

一部を切り取らないと中をスムーズに出来ませんでした
ここは整形後 塞いで上からFRPパイプを重ね貼りして補強しました

外側もタルク入り樹脂を厚塗りした後 布テープでグルグル巻きして形を整えます
樹脂が固まれば布テープは容易に剥がすことが出来ます

これでFRPのパイピングはだいたい出来上がりました
あとはジョイント用のシリコンチューブ資金をどこから捻出するか? です

フロント&ミッドシップのツインエンジン仕様のルノー・サンクです

orzかのうくんが手持ちのB6エンジンを譲ってくれました 本当に助かります


このエンジンは10うん万キロ走行という話です
でも カーボン付着は走行距離を考えると少ないように思えます
シリンダー上部に目で判断出来る磨耗&サビがありますが 今までのストックよりは状態が良いのでコレを使おうと思います

勢いをつけて今までのB6エンジンを降ろしました
出てきたオイルは墨汁...でした ガソリンスタンドまでの往復しか走ってないのですが...

コンロッドのメタルです 明らかに異物で削れた痕が残ってしまっています
四気筒分 全てに傷が入っていました でも上下方向のガタはまだ出ていませんでした

クランクシャフトのコンロッドジャーナルにも傷付いてしまっています

ストレーナーにも良く分からないモノが付着していました
異物が入らないようにエンジンを閉めたつもりですが 屋外作業のリスクはこういう部分に現れますね
オイルパンに残ったオイルもドロドロでガンメタ状態となって 剥がれたメタルのツブまみれになっています

原因は矢印で示した追加工の溝の鉄粉....でした
ロータリーバーでガリガリと削っていったのですが 洗い流せなかった鉄粉がメタルに回って磨耗させてしまったワケです
高回転でもコンロッドのメタルへのオイルが潤沢に回るようにと 加工したわけですが逆に裏目に出てました
本エンジンでレースへと出るつもりだったわけですが 行く道中の途中で止まるコトは確実...でした
時には引く勇気も必要 そんな言葉をつぶやいて見あげる春の空は青かったです




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