ユーノス ロードスター NA6CE NA8C ブレーキ 異音 補強
☆走る実験室 ロドスタ小技の部屋☆
ブレーキの体感的剛性アップ 2006.3.15
コクピット内の異音発生源   2006.3.16

ブレーキの体感的剛性アップ 2006.3.15
ちょっとしたコトなのに意外と体感的に効くコトを紹介いたします

ロドスタのブレーキは流石スポーツカーだけあってなかなかに良いタッチを持っています
でもスポーツ走行した時にもうちょっとレスポンスや剛性感が欲しいナって思う時があります
又 トゥ&ヒールした時にスロットルペダルとの高さが微妙に合わず 焦った時に上手く
エンジンを吹かす事が出来なかったりした事があったります

で ちょっとした調整をしたところ 上記の問題についてのイイ感じに対応出来ました

ブレーキペダルの遊びをちょっぴり詰めてあげる ソレだけのことなのですが
ロドスタのブレーキペダルの根元の画像です

まずはエンジンを掛けていない状態で 何度かブレーキペダルを踏み
ブレーキブースターの中の空気を抜きます
そして空気が抜けたら 今度はゆっくりとブレーキペダルを踏んでみてください
ブレーキからの反発力が感じられる寸前まで

”かたっ ぐっつ”という足に感触が伝わってくるハズです
手でブレーキペダルを何度か押してみたほうがより分かりやすいと思います

今回のポイントは このカタカタしたブレーキペダルの遊び
結構な量の遊びがあるのではないでしょうか?
この遊びをちょこっと気持ち詰めてあげるだけで 面白い程違いが体感出来るんです

まるでブレーキシステムの剛性が上がったように..
まるでブレーキのレスポンスが上がったように..

人間というのは面白いもので それと意識しないブレーキング時には
ブレーキペダルに足を乗せた瞬間からブレーキを踏んでいる!って脳が認識するようです
ですから ブレーキに足を乗せる→踏む→ブレーキペダルの遊び分 かたっと動く
ブレーキのマスターシリンダーが押される という動きのなかで
この かたっと動く分だけ 剛性感の欠如 レスポンスがいまひとつと感じてしまうみたいです

そういう理由から かたっと動く のを詰めて かたと動く 位に遊びを調整するわけです
大層なことのようにぶち上げましたが 本当に簡単な事なんですよ 奥さん!
ペダル先のトラベル量を10mmから5mmくらいに詰めてヤル
たった それのコトだけなんですが その違いの体感度は大だったりします

それでは実際にブレーキペダル周りをバラして遊びを調整する方法に移りましょう
ブレーキペダルとブレーキマスターシリンダーロッドとの結合部分です

画像が暗くてすみません ピンがクリップで留まっています
指で挟んでぐっとやれば抜き取れます

ブレーキペダル関係の部品

バラす時に用意する工具は
14mmのレンチ2本・スプリングを引っ張って取り外す為のピッキングツール

暗くて狭い場所で仰向けになっての作業になりますので 腰がヤバいかたは
カラダに気をつけたほうが良いと思われます 私も腰がヤバいです

作業手順
・まずは下の画像の部分の14mm六角ナットを緩めておきます
 ブレーキペダルをバラしてしまった後だと固くて緩めるのにあちゃあちゃしますので
・ブレーキリターンスプリングを外します
・2枚目の画像のクリップを取り外し ピンを抜き取ります
・14mmのレンチを使ってブレーキペダルの根元のボルトを緩めて抜きます
・これでブレーキペダルが取り外せます

コの字の金具を反時計方向に回してゆけば遊びを減らすことが出来ます
またブレーキランプSWをドライバ−側に動かせば遊びが増えます
何度か遊びを調整したところ コの字金具をデフォルトから1〜1.5回転回して
遊びをちくっと詰めたのが 私の好みでした
調子に乗ってカツカツにブレーキペダルの遊びを無くした状態でも乗ってみましたが
ブレーキペダルに足を乗せただけでブレーキ引きずるようになってしまって
超センシティブ・神経質な感じで クルマ乗っていて疲れました

ホドホドにスパイスを効かせるのがオトナの嗜みのようですね

ちょっとした違いがひとの感覚に大きな影響?を与えるってこと 勉強になりました

コクピット内の異音発生源 2006.3.16
NA型のロドスタはあっちこっちから色々な音を奏でてくれます
愛らしいクルマですから きっと賑やかなコトが好きな小人さんたちが住んでいるんでしょうね

ですが 時にその小人さん達の振る舞いも 気になって気になって仕方がなくなる時あります
そんな小人さんたちの住処を紹介してみたいと思います

まず有名なのはココです
ボルトを隠すためのフタがついているのですが カタカタです 遊んでいます
そのフタがドアの内張りと擦れて音を立てます

異音の原因そのもの そのフタを潔く取り外してしまうか
もしくは フタの内側のツメに輪ゴムを引っ掛けてフタを嵌めなおせば
カタカタとしなくなるので音は収まります

ダッシュボードの下側 足元の部分ですね
ここ ペランペランと薄くてベロベロです エンジンの振動に合わせて共振します
共振対策として両面テープで10円玉をいくつか貼ってあげました
重さで強度不足を補うことにより ココがビビることはなくなります

ただここの樹脂と両面テープとの相性がいまひとつのようで夏日に粘着力が弱くなって
10円玉が剥がれて落ちていることがありました

軽く 安くとマツダの方々が懸命に頭捻って市場に出したNA型ですから
色んなところが薄くてペラペラでビビるのはデフォルトってことなのでしょう
年月が経つと樹脂も痩せたり硬くなったりしますから 冬なんて内装がビビりまくりですよね

内装って重要な役目を担っています

ドア後ろ側の樹脂カバーを取り去ってしまったところです
ここのブツを外してしまうと また新しい小人さんがやってきます
シートベルトのテンショナーが凸凹路面で踊ってカタカタと...
なにか後方からとても気になる音が出るようになったな〜なんて憂鬱になって
ずーっと後ろのサスとかスタビからかな?って思って悩み調べたりしてました

大体セオリーなのですが 真犯人は本当に極々身近なところにいるものですね
盲点でした やられました ここが鳴っていた...とは

ロドスタは本当に異音ネタに困らない楽しいクルマです
異音の源を突き止め対策しても 次の異音が気になってくる..
そんな無限スパイラル 一生楽しませてくれるニクイあんちくしょうです

そんなわけですので サーキット攻めたりするクルマ以外は内装は取らないほうが
懸命ではないでしょうか? 内装&防音材には重大な任務が任されているからです
”カタカタ・ビリビリ・ワサワサ・ギュギュという音の多重攻撃に心がポッキリ折れることを防ぐ”
地球の存亡 命運を掛けた大事な役目が 彼らにはあるのです



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